東京大学MIT産学連携人材育成プログラム

UTokyo-MIT-Industry Joint Program for Professional and Graduate Education

本プログラムは、MITと共同で提供する、技術システムやビジネスの

トランスフォーメーションを企画検討するための理論と実践を学ぶ教育プログラムです。

学習目標

本プログラムで習得を目指していただくポイントです。

講義と演習によるシステムズシンキング・システムズアプローチの基礎と実産業への活用方法の習得

東京大学やMITの学生との協業を通じた国際性 (異分野の考え方の理解、英語能力・コミュニケーション能力)の涵養

業際学際的な協働環境での通常業務では得られないプロジェクト経験とデジタルツールによるコラボレーション方法の習得

参加方法(大学院生)

関連科目の受講と博士課程向けのMIT派遣プログラム(3か月)を実施します。

社会人の大学院科目等履修生とのチーム作業を含む関連科目の受講が可能です。

博士課程の学生については3か月のMIT派遣プログラムを実施します。詳細はA1A2セメスター開始までに新領域創成科学研究科のMLおよびウェブページ等でアナウンスします。

参加方法(社会人)

企業等による組織的な人材育成を想定した基本コースⅠおよびインテンシブコース、個人の自己研鑽を想定した大学院科目等履修生による参加が可能です。

基本コースⅠ(一般向け・日本語・4月開講)

参加者の業務や所属組織の問題意識をテーマに課題解決型のプロジェクト企画を行います。

4月~翌年3月の1年間で、MITへの短期出張(オプション)を含みます。

原則として公募した大学院生と共同で取り組んでいただきます。

典型的な受講では、4-7月に1日/週程度、7-8月に1.5日/週程度を必要とします。4-7月に講義(2時間*13回)、7-8月にチーム演習(8時間*6回)、8月および1月にMIT訪問(各1週程度、オプション)程度の時間が公式な活動時間です。このほかにチーム演習の事前準備に8時間/回程度が必要です。

講義「システムアーキテクチャ」の内容の理解を前提とします(申し込み時に大学院科目等履修生として履修申請が可能です)。

出願資格は、大学学部卒以上の学歴、大学院および企業等での研究歴や業務歴の合計8年以上、一般的な海外出張に対応できる程度の英語力となります。

参加形態はオンライン・対面のハイブリッドを予定しています。

基本コースⅡ(エンジニア向け・英語・10月開講

参加者の業務や所属組織の問題意識をテーマに課題解決型のプロジェクト企画を行います。

10月~翌年9月の1年間で、MITへの短期出張(オプション)を含みます。

原則として公募した大学院生と共同で取り組んでいただきます。

典型的な受講では、10-12月に1日/週程度、1-2月に1.5日/週程度必要とします。内訳は、10-1月に講義(2時間*20回)、1-2月にチーム演習(8時間*6回)、1月および8月にMIT訪問(各1週程度、オプション)程度の時間が公式な活動時間です。このほかにチーム演習の事前準備に8時間/回程度が必要です。

講義「最適システム設計論」「システム設計学国際演習」の内容の理解を前提とします(申し込み時に大学院科目等履修生として履修申請が可能です)。

出願資格は、理工系の大学学部卒以上の学歴、理工系大学院および企業等での研究歴や技術職の業務歴の合計8年以上、英語での講義聴講及び議論に対応できる程度の英語力となります。

参加形態はオンライン・対面のハイブリッドを予定しています。

インテンシブコース(エンジニア向け・英語・10月開講・MITインターン

MITへの3か月程度のインターンを含む活動を通じて、参加者の業務や所属組織の問題意識をテーマに課題解決型のプロジェクト企画を行います。

10月~翌年9月の1年間で、MITへの短期滞在(10週程度)を含みます。

公募した大学院生と共同で取り組んでいただきます。

典型的な受講では、10-2月の間に1日/週程度の時間と3-5月の米国滞在を必要とします。内訳は、10-1月に講義(2時間*20回)、10-12月に演習(4時間*10回)、1-2月にチーム演習(8時間*6回)、1月にMIT訪問(1週程度)、3-5月のMITへの短期滞在が公式な活動時間です。このほかチーム演習の事前準備に8時間/回程度が必要です。

講義「最適システム設計論」「システム設計学国際演習」の内容の理解を前提とします(申し込み時に大学院科目等履修生として履修申請が可能です)。

出願資格は、理工系の大学学部卒以上の学歴、理工系大学院および企業等での研究歴や技術職の業務歴の合計8年以上、業務について技術的な説明ができる程度(目安としてTOEIC800以上)の英語力となります。

参加形態はオンライン・対面のハイブリッドを予定しています。

関連科目の履修(大学院科目等履修生制度)

大学院科目等履修生制度による、企業等による組織的な人材育成に加えて、社会人個人による自己研鑽のための講義のみの履修も可能です。シラバスはこちらです。

参加形態はオンライン・対面のハイブリッドを予定しています。

「システムアーキテクチャ」
日本語, 105分13回
S1S2 , 4-7月 , 金曜16:50-18:35 オンライン

システム思考を利用したシステムやサービス、ビジネスを検討・設計する手法について学びます。技術開発や業務改善の方針のためにサービスやビジネスを定性的なモデルとして記述する技術を習得する科目で、大学院生や社会人一般を対象としています。

モデルベースプロジェクトマネジメント正規大学院生のみ)
日本語 , 105分7回
S2, 6-7月 , 火曜8:30-10:15 オンライン&柏

世界的にも評価の高いMITのプロジェクトマネジメントの講義を担当しているブライアンモーザー先生による講義です。2022年度は日本での対面講義を予定しています。プロジェクトを統合されたシステムとして捉え、モデルベースのプロジェクトマネジメントや多くのオプションを探索してよりより良いプロジェクト計画を立てる方法を学びます。

「最適システム設計論」
英語, 105分13回
A1A2 , 9-1月 , 水13:00-14:45 オンライン

システムやサービス、ビジネスを検討・設計するプロセスで、定量的な分析ができるモデルを作成・活用する方法を習得します。学部レベルの理工系科目の知識を前提としています。

「システム設計学国際演習」
英語 , 105分7回
A1, 10-11月 , 水14:55-16:40 オンライン

「システムアーキテクチャ(日本語)」および「最適システム設計論(英語)」 の知識を利用したシステムやサービス、ビジネスを検討・設計する演習型の科目です。「最適システム設計論(英語)」との同時履修あるいは書籍による事前学習を推奨いたします。

活動内容

習得できる内容をわかりやすく説明するため、本プログラムの活動成果物を紹介します。

活動内容(国内)

システム設計学国際演習のチームワークのレポート例を掲載します。対象とするサービス等の利害関係の分析と目的設定を行い、不確実性による影響評価を行って結果をまとめています。講義ではレポート作成の基本を習得し、基本コース、インテンシブコースではテーマを設定した後、深く掘り下げるプロジェクト企画演習を行います。

2020年度

ドローンによる配送サービスへの満足度が低い場合の、割引等のサービスによる満足度向上の検討例

ドローン間の飛行情報交換による事故率低下を想定し、ドローンの飛行可能な密度の検討例。

業務効率や顧客満足度への不確実性を想定した、クラウドコンピューティングによる業務のオンライン化(DX)の検討例。

新技術導入による鉄道インフラ検査効率向上の検討例。

2021年度

動画アップロードサイトのユーザー数を維持するための投資ポリシー検討。

予防接種人数と感染者や経済活動の関係のシミュレーション。

北極海航路利用の便益を高めるための運用ルールを検討するシミュレーション。

国際協定により国際海上物流における二酸化炭素排出量を削減の検討。

東京大学学部生に向けた体験活動プログラムの成果物で、使い捨てプラスチックの削減を検討した例。

活動内容(国外)

インテンシブコースではMITの学生チームとの協業が含まれており、MIT側のプロジェクトの概要を紹介する動画を掲載します。



活動成果の受講生による外部発表

  • Ichinose, Y., Hayashi, M., Nomura, S., Moser, B., & Hiekata, K. (2022). Sustainable Data Centers in Southeast Asia: Offshore, Nearshore, and Onshore Systems for Integrated Data and Power. Sustainable Cities and Society, 81, 103867. https://doi.org/10.1016/J.SCS.2022.103867

  • 虎谷大地, 馬沖, 吉田隼基, 大西弘益, 河邉拓樹, 稗方和夫, 国際海運における二酸化炭素削減方策検討のためのインタラクティブシミュレーション, 日本船舶海洋工学会講演会論文集,  第33号, pp. 427-433, 2021.11

  • Hiroaki Kawabe, et al. , Team workshop with interactive simulation for industry stakeholders and policy makers towards reduction of GHG emission in maritime transportation, Global Youth Summit on Net-zero Future & the 3rd GAUC Graduate Forum, 2021.10

  • 一ノ瀬康雄,大宮知起,平山智,古屋瞬,松岡諒,野村俊一郎,稗方和夫, システムズアプローチによる海上ゼロエミッションデータセンターのコンセプト評価, 日本船舶海洋工学会講演会論文集, 第30号, pp.175-178, 2020.5

  • 柚井智洋, 高橋亮平, 石代宗之, 齊藤聡平, 橋口展明, 藤井啓太, Bryan R. Moser, 稗方和夫, ライフサイクルでのコストと CO2 排出量を考慮した船団構成と運航戦略のトレードスペース分析, 第29号, pp.127-132, 2019.11

  • 佐藤圭二, 小早川広明, 渡部亨尚, Marc Andre Macdonald, 稗方和夫, Bryan Moser, 船舶設計へのシステムズアプローチの活用に関する研究, 日本船舶海洋工学会講演会論文集, 第27号, pp. 109-113, 2018.11

  • 金子達哉, 波多裕平, 杉本圭, 段野貴士, Bryan Moser, 尾崎雅彦, 和田良太, 稗方和夫, システムズアプローチを用いた海事クラスターの連携による課題解決に関する研究, 日本船舶海洋工学会講演会論文集, 第27号, pp. 115-119, 2018.11

  • 和中真之介,稗方和夫,満行泰河,安藤翼,白石耕一郎,吉本治樹,Bryan Moser.海事産業における技術開発プロジェクト初期段階での意思決定支援プラットフォームの開発,日本船舶海洋工学会講演論文集,第25号,pp.607-610,2017.11

教科書および参考書

システム思考がモノ・コトづくりを変える: デジタルトランスフォーメーションを成功に導く思考法

利害関係やシステムとしての分析に基づいたモデルによる意思決定支援の概論を述べた一般書。

System Architecture: Strategy and Product Development for Complex Systems

システムの設計方法論についての背景知識が網羅的に書かれた英語の専門書(MIT-SDMの教科書)。

システム・アーキテクチャ複雑システムの構想から実現まで

System Architecture: Strategy and Product Development for Complex Systemsの翻訳書。

スタッフ

国内外の大学研究機関のスタッフによりプログラムは運営されています。

主担当

  • 東京大学大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 教授

  • マサチューセッツ工科大学システムデザインアンドマネジメントコース(MIT-SDM) Academic Director and Sr. Lecturer / 東京大学大学院新領域創成科学研究科特任准教授

講義担当

東京大学大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻 准教授 今野  義浩

東京大学大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻 准教授 和田 良太

NASA Jet Propulsion Laboratory (JPL) 石松 拓人

専修大学商学部 教授 高橋 裕

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 柚井 智洋

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 佐藤 圭二

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 白石 耕一郎

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 和中 真之介

事務手続き等(社会人)

事務手続き等についての情報をまとめて提供いたします。

出願資格

  • 大学院科目等履修生は、(1)大学を卒業した者、あるいは(2)学士、修士、博士いずれかの学位を取得した者 が対象です。

  • 社会人教育プログラムについては募集要項をご覧ください。

参加手続き・費用等

以下の資料をご覧ください。

問い合わせ先

以下のメールアドレスにお気軽にご連絡ください。

  • gtl [at] edu.k.u-tokyo.ac.jp